日本に残った数少ない町並み保存地区である福岡県八女市八女福島地区。そこに越してきた伊藤有紀監督とその妻が、“町家“での生活と町家が生み出すものを捉えたドキュメンタリー。

福岡県南部に位置する八女市福島地区。そこには、懐深い山々と清らかな川に抱かれ、100年以上も前から残る古民家と、人々の暮らしや祭礼が今なお息づいている。 しかし同時に、便利な生活を望む人たちも多い。古い町家に監督とその妻が越してきた。隣家の少年とふれあう町家の暮らし。町並み保存を牽引してきた人たちや新しく住み始める人たち。そして、改修工事に要する伝統的な建築技術の継承。 「未来のために町家を残し、人と人のつながりを」そんな想いに触れていく中で、いつしか二人は、都市生活で摩

町家が生んだ美しい町並みはもちろん、人と人を結ぶ共同体としての役割や、伝統技術・文化など効率主義の現代社会が忘れてしまった“豊かさ“を見つめなおしていく。

 

【スタッフ】
監督：伊藤有紀

上映時間：88分 / 製作：2013年（日本） / 配給：グループ現代

図書館向け本体価格　20,000円 (税別）

(c)まちや紳士録製作委員会　八女文化遺産保存・活用ネットワーク　グループ現代