いまも分断を生むこの世界で
彷徨う子どもたちの〈傷と愛〉をめぐる78分間
“ポーランドへ行った子どもたち”とは、1950年代、北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児のことを言う。韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てたのは、ホン・サンス監督作への出演など俳優としても注目を集めるチュ・サンミ。取材に同行したのは、10代の若さで命がけの脱北を経験した大学生のイ・ソン。現代から過去へ、朝鮮半島からポーランドへ。孤児たちの悲痛な分断の記憶を巡る旅先で、彼女たちは異国の子どもたちを我が子のように育てた教師たちの記録を知る――。いまもなお国家間の凄惨な争いが続くこの世界で、本作は抗えない傷を負う子どもたちの姿に近づき、消失した“愛”の再生の可能性を問いかける。
【スタッフ】
監督:チュ・サンミ
上映時間:78分 / 製作:2018年(韓国) / 配給:太秦
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館内上映 | 個人館内貸出 | 個人館外貸出 | 団体貸出付 50,000円 (税別) |
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