ビルマの竪琴

ビルマの竪琴

太平洋戦争末期、ビルマからタイへ逃がれようとする井上部隊は、井上隊長以下、みな音楽好きで、特に水島上等兵の弾く竪琴は、疲れ切った隊員たちの心に滲みた。やがて戦争が終わり、井上部隊はムドンの収容所へ送られることに。水島は一人、戦争終結を信じず立てこもる日本軍の説得に派遣される。だが、彼の説得は聞き入れられず隊は全滅する……。収容所に落ち着いた井上部隊は、水島そっくりの僧とすれ違う。それは収容所に向かう途中、放置された日本兵の白骨を見て、霊を慰めることに決めた水島の姿だった。

ビルマ現地にロケを敢行し、悲惨な戦火の中でも失われることなく、咲きいずる崇高な人間愛を、かつてない大きなスケールで描きあげた鬼才市川崑演出の文芸スペクタクル巨篇。


【スタッフ】
監督
市川崑

脚本
和田夏十
音楽
伊福部昭
原作/竹山道雄 撮影/横山実 美術/松山崇

【キャスト】
三国連太郎 安井昌二 西村晃 北林谷栄 三橋達也

 

時間
116分
製作:1956年(日本) / 配給:日活

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