在来作物は何十年、何百年という世代を超え、味、香り、手触り、さらに栽培方法、調理方法を現代にありありと伝える「生きた文化財」である。しかし高度経済成長の時代、大量生産、大量消費に適応できず、忘れ去られてしまった。社会の価値観が多様化する現代に、足並みを合わせるように在来作物は、貴重な地域資源として見直されている。在来作物を知ることは、食と農業の豊かな関係を知ることにつながる。地域に在来作物がよみがえり、継承されていく姿は、豊かな食を味わい、楽しむ姿であり、地域社会の人の絆を深め、創造する姿である。この動きを日本全国、さらには世界中で起きている食や農業の問題への処方箋(レシピ)として、伝えていきたい。
カメラは山形で在来作物に光を当てようとする奥田政行シェフの活動を追う。
監督:渡辺智史
上映時間:95分 / 製作:2011年(日本) /
配給:映画『よみがえりのレシピ』製作委員会
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館内上映 | 個人館内貸出 | 個人館外貸出 | 団体貸出付 60,000円 (税別) |
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