ネパール映画研究の第一人者で、2008年に「カタプタリ 風の村の伝説」で日本人として初めてネパール映画を撮った東京情報大学教授・伊藤敏朗監督が再びネパールでメガホンをとり、ネパール文学の最高傑作といわれる女性作家パリジャートの名作「シリスコフル(シリスの花)」を映画化。第2次世界大戦で英印軍のゴルカ傭兵として日本軍と戦い、心に深い傷を負ったスヨグ。ある日彼は、飲み友達であるシブラージュの自宅に招かれ、青い花が咲き誇るシリスの木に囲まれた大邸宅を訪れる。そこでシブラージュの妹サカンバリと出会ったスヨグは、厭世的で意地の悪い彼女と激しく衝突する。その一方で、それぞれ心に孤独を抱えるスヨグとサカンバリは、いつしか惹かれ合っていく。15年4月にネパールで起こった大地震の復興支援を目的に、16年4月に日本公開。上映で得られた収益を、被災地域の文化財再建などを目的としたプロジェクトに寄付する。
出演者:ガネス・マン・ラマ
監督:伊藤敏朗
2013年/134分/ネパール
配給:フィルム・クリエーション・ネパール
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上映 | 館内 | 館外 | 団体貸出付 60,000円 (税別) |
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